キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

私の英語歴の話

こんにちは。

 

今日進級テストだったんですが、またボロボロでした・・よく出来た!と思える日は来るのでしょうか。

 

語学学校のテスト、どんな感じ?

前半はspeakingテストでした。

speakingテストは通常、テーマが書かれた用紙に沿って生徒二人で会話し合い、先生がその様子を評価するというもの。用紙にはそれぞれ違う内容が書かれています。

今日私が渡された用紙には、If〜,what would you〜?(もし〜だったら、あなたは〜?)という、最近学んでいる表現が何個か書かれていて、その中から選び相手に質問します。

私は、

If you had a super power,what would you do?

(もし超能力を持っていたら、あなたは何をしたいですか?)

という質問をしました。日本語で聞かれても難しそうな質問ですが、先週授業中に出た質問だったので答えやすいかなと思ったんです。

私の相手の男の子は、

「僕はスパイダーマンが好きだから、スパイダーマンになって人を助けたいんだ!」

的な事を言うので、

「それはいいね。でも何でスパイダーマン?あれは蜘蛛よ?虫やん!スーパーマンとか他のヒーローの方がイケメンでかっこいいやん!」

みたいな事を、(英語で難しい表現は出来ないので)身振り手振りで言うと、それまで真剣な顔で評価していた先生が爆笑してました。笑 基本的にこのテスト中は先生は一切喋らないんですが、思わず「Exactly!」と手を叩いて笑ってました。

私はspeakingはもちろん全然ですが、先生の笑いを取ったもん勝ちだ!と考え、簡単な表現だけで結構良い感触を得ました。笑 He is a spider! It's a insect!ってね。

 

最初は難しい英語は必要ない

こうゆう時に凄く思うんですが、英語もコミュニケーションツールの一つなので文法が合っていなくても、表現が変でも、語彙力がなくても相手に伝わりさえすればいいんだなと言う実感があります。

でもこれは本当につい最近気づいたことで、間違った文法や言葉で話すのはどうしても躊躇してしまいがちです。留学経験がある人などのブログやSNSを見ると、話せなくてもどんどん話しましょうみたいな事を言っているのをよく見ますが、とは言え多少は話せるからそんな事言ってるんでしょ?くらいに思ってました。でも最近やっとその意味が分かってきた気がします。

例えば、日本に来ている外国人が

「ハーイ、ワタシ、ラーメンタベタイ。ラーメン、ドコ?

と尋ねて来たとして、これだけでも大体分かりますよね。

本来なら、「すみません、私はラーメンが食べたくて探しているのですが、どこかに食べられるお店を知りませんか?」とか「ラーメン屋を探しているのですが、お勧めのお店を知りませんか?」とか、「ラーメンを食べるにはどこへ行けばいいですか?」とかになると思うんですが、簡単な単語を並べるだけでも何を求めているのか何となく察しますよね。

助動詞や接続詞なんて使わなくても、敬語や丁寧語じゃなくても、ありがとうだけ覚えていれば何とか乗り切れる気がします。あとは少しの勇気とテンションですかね。

それを英語で考えると、I want Ramen.Where? とか、I like Ramen.Where Ramen shop?

とか、めちゃくちゃですけど多分伝わります。

I (私)と、want/ like(欲しい/好き)と、shop(店)と、Where(どこ)

だけです。be動詞もないし、そもそも疑問文でもない。

I want to eat Ramen.Could you tell me where the Ramen shop is?とかややこしい事言わなくても多分大丈夫。

芸人の出川哲朗さんが、同じような事を番組でやってますよね。全く話せないけど、知っている単語を駆使して説明しています。本当にあんな感じ。

今私は留学し語学学校に通っているのでさすがにもう少しは分かりますが、でも気持ちがあればあれで結構伝わるんですよね。

もちろんビジネス英語やテストではそういうわけにはいきませんが、とりあえず入り口はそれくらいでも大丈夫な気がします。とはいえ、事前知識があれば成長スピードが全然違うので知っているに越した事はありませんが。

 

私の英語歴。邪念だらけの勉強

私は実は小学校5年生の頃から少しだけ習い事で英語を学んでいました。先生は近所のおじさんで、当時の私にはおじいさんくらいの白髪の初老の男性でした。なぜそんな人が英語を教えられるのか、ちょっと分からないんですが母が近所の知り合いから紹介して貰ったみたいです。元々英語教師とかだったのかな?

週に一回の習い事でしたが、本格的に授業が始まった中学一年生の時、初めての英語のテストで100点をとりました。記憶にある中では私にとって最初で最後の100点満点でした。その出来事が私を大きく勘違いさせました。

「私って英語得意なんだ!」ってね。

あの頃はまだアルファベットで名前を書いたり、括弧に簡単な単語を入れたり、選択したりする程度の本当に初級も初級のテストだったと思います。それでも100点満点を取っている生徒は少なくて、今でも記憶に残るくらい嬉しい事でした。

その事があってから、英語の勉強が好きになり、中学3年間は割と英語だけは成績が良かったです。もっと大きな要因は、中学3年生の受験前に通い始めた塾で、英語を教えてくれた先生が大好きだった事。

ちょっと変わった先生でしたが、当時まだ20代前半か半ばくらいの若い講師で、背が高くパリッとした高級なスーツを着て、凄く格好良く見えたんです。先生に褒められたくて英語だけ頑張ってました。笑 他の科目をおろそかにしすぎて、トータルの成績が悪くクラスはいつも1番下でした。先生たちもいつもどうしてなの?と首を捻っていたくらいです。

あまりに英語しかできないから先生から英語科がある高校を受験する事を進められました。でもその高校結構な進学校で、英語以外の教科も当然必要だったので無理だったと思います。先生がいない英語に興味はなかったので挑戦すらしませんでした。

そして私は制服が可愛いと言う理由だけで選んだ高校へ進学し、当然そこにはあの憧れの先生はおらず、一気にやる気を無くして全く勉強する事なく3年間を過ごした為、最終的にそれまで覚えていた単語すら忘れてしまいました。

私のゴールデンタイムは終わりを告げ、中学3年間で得た英語力は儚く散っていくのでした。

 

あれからウン10年。全くと言って差し支えないほど英語に関わってこなかった私。中学で学んだ英語なんて今ではもう記憶のどこにも残っていません。と言うことで今の私は中学生以下レベルで頑張っています。

 

時々困ることもあるけれど、同じように勉強中のクラスメイト達と、ない知識を捻り出して笑い合う日々が不思議でなりません。楽しいのもあるけど、それよりも何だか凄く不思議な感じ。ちゃんと話せてないのにどうして分かるんだろうといつも思います。

 

でももっと沢山友達と話したいなと言う気持ちがどんどん大きくなっていて、それが私の背中を押してくれています。

100点取ったから、英語の先生が好きだから、友達と話したいから。

そんな単純な理由で無謀な挑戦をしてますが、取り掛かりはそれくらいで良い気がしますね。

 

もし英語を勉強したいとか、留学してみたいけど不安とか思っている人がいるなら大丈夫。

私でも何とか生活してるから大丈夫です!興味があるならやちゃいましょう!

 

※ちなみに、英語で虫はinsectやbugですが、蜘蛛はbugらしいです。でも先生も笑っていたしそんな細かい事は気にしません。

 

▲キャンディの名前がつくほど甘くて美味しい葡萄。日本では入手しにくいフルーツが日々の楽しみです。

▲こちらはその名もコットンキャンディ。本当に綿飴みたいな味だそうです。食べるの楽しみ。

 

ではまた次回に。

 

本日もお読み頂きありがとうございました。