キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

英語初心者が異文化交流

こんにちは。

 

先日私の学校の前の道路が割れて水が吹き出してまして‥その道は私が帰るバスが通る道で、あっとゆーまに通行止めになってしまい、いつものバスに乗れませんでした‥

おそらく通行止めを避けて迂回したんだと思いますが、情報が追いついてなくて私には調べる術もなく、仕方なく他のバス停から帰る羽目になりました。

しかもその日は大雨で、あまりうろつきたくなかったんですが、仕方なく移動して何とか帰れました。英語が出来ない私にとって海外にいて1番困るのが突然のトラブルの時。日本ならどこかに電話するとか、別の方法で正確な情報を得る事が出来ますがそれが困難です。

また別の日には、朝学校へ行こうとバス停で待っていたのですが、時間を過ぎてもバスが来ずただ待つしか出来なかったんですが、同じように待っていたオーストラリア人の女性がおそらくバス会社に電話して状況を確認してました。通話の後彼女は移動し始めたので、思い切って話しかけました。

Excuse me.Isn't the bus coming?

(すみません、バスは来ませんか?)

これね、本当に勇気がいるんですよ。というのも、オーストラリア人は親切な方が多いのできっとちゃんと教えてくれると思うのですが、その後さらに会話が続いたりするんですよね。それが非常に厳しい。簡単な会話くらいなら良いのですが、相手が英語が分からないと思わずに、次々と話てくれたりするんですね。とてもありがたいし、それこそが現地でしか体験できない留学の良さなんですけどね‥でも結局その日は、来ないみたい困ったねと言われたくらいでした。

スピーキングを習得したいなら、きっとネイティブスピーカーとコミュニケーションをとるのが1番近道だと思います。何とか絞り出して伝えようとするべきなのに、すぐ翻訳アプリに頼ってしまいます。ダメだなぁと反省の毎日。

体感では、こちらが話せなくても殆どの人がちゃんと聞こうとしてくれます。私は今のところ差別的な体験もありません。こんなに良い環境にいながら逃げていては勿体無いですね。

▲道路が破れてました。水道管の破裂かな?

友達ができると学校は楽しい

学校には色んな国の生徒がいます。

(学校の様子はこちら↓)

 

kiiroisekai.com

 

語学学校なので、生徒の入れ替わりが多いですが、先生も好きだし楽しいです。

長年語学学校で働いている先生は本当に凄くて、例え文法がめちゃくちゃでも、アクセントが間違っていても言いたい事を理解してくれて、あぁこうゆう事を言いたいの?これについて聞きたいの?とかしっかり変換して言い直してくれます。

今ので何で分かるの!?と思う事が多々ありますね。5W1Hが間違ってたら流石に何が聞きたいか分からなそうですが、言葉の端々をキャッチしてくれるのが凄いです。

つい私英語話せてる?と勘違いしそうになります。

1番下のクラスからずっと一緒のエクアドル人の友達は、最初本当に何を言ってるのかさっぱり分かりませんでした。エクアドルはスペイン語圏ですが、それが英語なのかスペイン語なのか聞き分けられないほど訛ってたんです。籠るような声質も相まって全く会話でコミュニケーションが取れませんでした。でも彼は性格が良く、面白くてフレンドリーなのでみんなと仲良いです。全然話せないけどお互いHow are you?だけで仲良くなれるのは実証済み。

最近は彼も私もほんのちょっとだけ覚えた英語で、あとは表情や身振り手振りで伝えて毎日涙が出るほど爆笑してます。伝わった時の嬉しさや、言いたい事に気づいた時の面白さが相乗効果になってる気がします。

メキシコ人の19歳の男の子も同様に仲良しですが、彼は私の少し後に入学して来て、隣の席になると毎回消しゴム貸してと言ってきました。あまりに頻回だし、翌日はテストがあるという時も持って来ていなかったので心配になり、私の新品を一つあげました。凄く喜んで、それから毎日目が合うと消しゴムをこちらに向けて使ってるよアピールをしてきます。それが面白くて、急激に仲良くなりました。彼も全く英語が出来なくて、先生の話も理解出来ていない事が多く、よく教えてと言われます。ティーンエイジャーという事もあって、みんなのマスコット的な存在で先生からも可愛がられています。すぐに調子に乗るので毎日先生から注意されて、その度にクラスに笑いが起きます。

入学初日のオリエンテーションは何を言ってるのか全く理解できず、どうしたらいいか分かりませんでした。その時に、同じ様に途方に暮れた様子で立ち尽くしている(おそらくコロンビア人の)男の子がいて、一人不安げな姿が可哀想で思わず声をかけました。言葉は分からなかったけど、一緒に受付に行き、受付の人が翻訳してくれるから分からない事は聞いておいでと教えました。

きっと彼も10代か20代前半くらいの若者で、ついお節介おばちゃん精神が出ました。もし留学するなら早ければ早ほど良いと思います。体力もあるし、若さゆえの無鉄砲さが大きく道を開く事もあるし、吸収力も段違いです。ただ、この歳になって来て良かったと思えた一つに、あまり焦らなくなっていた事がありますね。今までの経験が活かされてます。

なんとかなるか!なんとかなってきたもん!と思えるのは楽ですね。

学校嫌いな私が語学学校で異文化交流

私ははるか昔に学校を卒業し、授業もクラスメイトも何もかも久々で、最初は大丈夫かな〜と思っていました。しかも学校に一歩入ると全て英語。でもいざ飛び込んでみると、学校ってこんなに楽しかったっけ?と拍子抜けするほどです。

私は昔からずっと学校が嫌いでした。幼稚園の頃にはすでに集団行動が嫌でした。決まり事は多く、全員で同じ方向を見させられ、全員同時に同じ事をさせられるのが苦痛で仕方ありませんでした。最後まで理解できないルールばかりで、謎に偉そうな大人や押し付けてくる大人への嫌悪感と不信感が拭いきれなかったです。今は昔に比べると自由になった所もあると思うけど、今でも学校という場所自体が嫌いです。それもあって、若干不安でしたが全員が自分で選んで自分の意思で来ている語学学校は楽しいですね。

ある先生が、mustn't を使って文章を作る練習の時に、日本人のクラスメイトが

I mustn't sleep in class. (授業中眠ってはいけない。)

と言うと、いや眠っても構わないよ。あなたたちはお金を払って自分の意思でここに来ているのだから、授業を真面目に受けようが居眠りしようが全然構わない。と言っていて妙に納得しました。誰も強制してません。英語を学びたいのならしっかり勉強したらいいよって事ですね。まぁでもこれはあくまでも語学学校だからであって、義務教育ではそうもいかないのは理解できます。

そんな風に毎日友達や先生と会うのは楽しいです。日本語教えてよと言われるし、こちらもスペイン語を教えてもらったり、スペイン語の発音が難しくて笑われたり、異文化交流が面白いですね。授業中突然林檎を丸齧り出す子や鼻歌が止まらない子もいたりと日本ではあまり見ない光景も珍しくて面白いです。

 

まだまだ英語初心者の私ですが、学校以外でも思い切って話す事に挑戦して行こうと思います。夫からも、結局分からなくてもどんどん話していく人が伸びるよ、とよく言われます。

ちょっとだけスマホは封印して、まずはバスの遅延を教えてくれた女性に挨拶してみようかな。毎日同じバスに乗るので顔は知ってるんですよね。

もしかしたら友達になれるかも。

友達とはいかなくても、毎日挨拶する仲くらいにはなれるかも。

 

海外生活、うまくいかない事も多いけど楽しい日々です。

 

ではまた次回に。

本日もお読み頂きありがとうございました。