キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

オーストラリアの賃貸事情②家なし生活編 

こんにちは。

 

朝寝坊の日曜日。子供達は起きるのが早いのですが、母はもっと寝ていたい・・

睡眠が浅い夫も日曜くらいゆっくり寝かせてあげたい・・でも騒がしい子供達が待ってくれるわけもなく、休日に昼過ぎまでダラダラ寝ていたあの頃が懐かしい。

子供達は家事の間おさるのジョージを見て大人しくしてます。英題『Curious George』直訳すると好奇心旺盛なジョージです。英語の勉強も兼ねて、英語版で見ています。子育て中の方にはよく分かると思いますが、親側もいつも凄く勉強になる内容なんですよね。イタズラばかりのお猿と、ひたすら優しく見守る黄色い帽子のおじさん。英語初心者な私程度の英語力でも理解しやすく、子供に対する態度や声かけなどとても参考になります。私がお勧めしなくても世界中で大人気のジョージ。画面の中で今日も盛大に好奇心を爆発させています。

 

さて、今日も引き続きオーストラリアの賃貸事情です。

 

家なし生活の為の準備。一体何が必要?

オーストラリアについてから5ヶ所の宿を転々としました。最初は街の中心にほど近いホテルに2日間。食事なしプランにしたので近くに食料を調達しに行きました。食事付きにしたところで子供達が食べそうなものが出てくるか分からなかったからです。部屋に付いているのは電気ケトルくらいで、電子レンジもありません。このケトルなんですが、私はホテルのケトルがどうも信用ならない。以前、日本にきた外国人観光客がケトルで靴下を洗ったり、異物を入れたりと見るのもおぞましい動画を見たことがあるからです。ニュースになったりもしました。特に外国のケトルなんていつ手入れされたか分からないような代物です。インスタントコーヒーを入れるのさえ躊躇してしまいます。子供達の口に入るものならなおさら使うの嫌だなぁ・・でもお湯は必要だよね・・と考え、日本で渡航準備中にこんなものを買っていました。

 

▲携帯用湯沸かし器 トラベルコイルヒーター


Amazonで買ったんですが、他にも色んなタイプがあります。海外で使用できるようにワット数の確認が必要です。キャンプとかアウトドア用に使う人が多いのかな。

これね、凄いんですよ。本当に一瞬でお湯が沸きます。びっくりします。コイル剥き出しなんで火傷注意で、最初使うのちょっと怖かったです。でもすぐに慣れ、これで日本から持ってきたインスタント味噌汁やカップうどん、レトルトカレーなんかを作りました。湯煎でいけるパックのお米も数日間分持ってきてました。私はパンでもなんでも現地で調達したもので構わないのですが、子供達用に持っていて良かったです。

食事はなんとか出来たんですが、次は洗濯問題。下着程度なら洗面所でいけそうですが暑いオーストラリアで汗だくの子供達の服をそのままにしておく事もできないだろうとこちらを持っていきました。

 

▲アウトドアや災害にも。洗濯バッグ5点セット

実際には現地到着時少し肌寒いくらいだったのですが、こちらも持ってきて良かったです。コンパクトに畳めるのでスーツケースに入れてもあまり邪魔になりませんでした。とは言え、数日分の食料はかなり重かったですね・・

この時はまだ長い準備期間を経て、子連れで長時間の移動をクリアし、辿り着いた達成感と安堵でこれから始まる新生活に胸を躍らせていました。それがこんなに地に足がつかない状態で、流れ流れて宿を転々とする羽目になるとは・・笑 

 

アパートメントホテルで自炊開始

2日間のホテル生活のあと少し離れた所にあるアパートメントホテルへ移動しました。この移動がこの後もずっと私達を苦しめる事になります。というのも、子供達が車に乗る際まだチャイルドシート必須である事。これはオーストラリアも同様で、実は日本から携帯用のチャイルドベルトを持ってきていたんですが、これがオーストラリアでは使えなかったんです。物凄くショックでした。下調べ不足を実感し、これではタクシーも乗れない事態に陥ります。さらに大きなスーツケースを4つ持っていたので、大型の車以外荷物も乗せられなかったんですね。電車やバスを使うしかなくなり、大荷物を引き摺りながら子供達を連れて移動しなければならず、この期間に私軽いギックリ腰になりました。笑 

まだ元気だったオーストラリア3日目、自炊のために選んだアパートメントホテルは駅近、大きなショッピングモールも近くにあり便利な立地でした。ただボロくて衛生面がやや気になり、一番問題だったのがwi-fiが全然入らなかった事です。まぁでも全部許容範囲。臭いもないし、騒音もそんなに気にならず、ベッドは綺麗なシーツが敷いてあったし、コインランドリーもありました。キッチン道具も沢山あってすぐにでも料理が出来る感じ。食料を調達し、簡単にですが久々の自炊ご飯。日本を出る前の数日間も、全ての家具や家電を処分してきたので、自炊できず外食や買ってきた物を食べていたので本当に久しぶりな気がしました。

ただ調味料がないし、買ってもまた移動するのであまり荷物を増やしたくなく、本当に少しの調味料のみ購入。

▲パスタ、チキンと野菜ときのこのソテー

限られた調味料、子供達も食べるメニュー、栄養面、無駄のないように使い切れる量、考える事が多く結構苦労しました。でも、海外のスーパーは見るだけでも楽しいし、料理も好きな方なのでなかなか面白かったです。

ずっとキャンプしてるみたいな。

家族でずっと旅してるみたいな。

地に足がつかず不安定な生活。それでも家族みんな元気なら大丈夫。

家族がいるならずっと楽しい。少なくとも私はそうです。

 

日本で安全で安定した生活も悪くなかったし、子供もいるのでそうやって生きていくのだろうと思っていました。でも・・なんだか刺激が足りないような、このままでいいのかなと漠然としたモヤモヤ感というか。子供達を巻き込んで不安定な冒険のような生活を選びました。

それには色んな理由があるけれど、これが子供達にとって正解だったのか、答えは彼らが成長するまで分かりませんがいつか答え合わせができたらいいなと思っています。

良い答えだと嬉しいという期待も込めて。

 

続きはまた明日に。

 

お読み頂きありがとうございました。