キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

オーストラリアの賃貸事情①家なし生活編

こんにちは。

 

こちらは今日雨模様です。我が家は家に入るのに短い急な坂もしくは階段を上がっていくのですが、水捌けが悪いせいか雨の時や雨の後しばらくは滑って危険です。先週夫が階段で盛大に転んだらしく、サンダル履きだったので足の指を負傷し血まみれになってました。「ゴミ捨てに行っただけなのに・・」と。笑

笑い事ではないのですが、その姿がなんともシュールで心配に思いながら、内心ちょっと笑ってしまいました。(ごめん)

 

さて今日はオーストラリアの賃貸事情についてです。日本から始まった家探しから実際住むまで、そして住んでからの事とちょっと長くなりそうなので、シリーズ化して時系列で書き綴っていきます。

 

始まりは家探しから

渡豪が正式に決まって、まず決めなければならなかったのが住む所です。そこで、様々なサイトから物件探しをしました。最初に感じたのが

「高い!高すぎる・・!!」

という絶望に近い驚愕でした。オーストラリアは通常家賃は週払いなのですが、表記されている家賃にコレ月の賃貸料じゃないの?と何度目を疑ったことか。(それだと安過ぎるけども)

これは世界規模で言える事かもしれませんが、オーストラリアは年々家賃が上がっています。国土面積およそ769万㎢、実に日本の約20倍という世界第6位の広さを誇るオーストラリア。広大な土地を持ちながら、総人口2600万人と人口が減り続ける日本(1億200万人超)と比較しても人口の少なさが分かります。が、オーストラリアは自然環境保護の為に居住開発可能エリアが国土の割に小さく、人が生活している地区は大体範囲が決まっていて、集中的に人口密度が高まる事で賃貸物件不足に陥るんですね。他にも戸建信仰が根強かったり、住宅供給のスピードの遅さだったり理由は色々ありますが、移民が多かったり、コロナ後から急激に増えたワーホリや留学生の影響もあり、最近ではカナダなんかも住む場所の確保が困難になってきて留学生の制限が決まりました。

私達のように勝手に来て受け入れて貰っている側からすれば致し方ないんですね。

探してみても安めの所は、シェアハウスなどの単身者向け。二人の幼い子供がいて、更に子供が毎日通う小学校や保育園の近くとなるとかなり選択肢が狭くなりました。ちょっと離れた所からバスで通う?と考えましたが、長女の小学校校区内に住まなければならない条件があり、範囲が限定されます。

狭いしボロボロそうだけど、とりあえずないよりマシ!となんとか支払える程度の物件を探し、不動産業者へ連絡した事もあるのですが、なんと一度内覧しないと契約は出来ないとの事。他にも数件連絡を取りましたが、すでに契約済みやそもそも返信がない所もあり、これにはかなり幸先不安にさせられました。という事は、現地についてから内覧、契約、引っ越し。それまでの期間どこかに住む場所を確保しなければなりません。しばらくはホテルしかないと思いますが、では何日の予定で予約すればいいのか。

家族4人で泊まる部屋を数週間?・・もしかして数ヶ月・・?

それはかなり大きい出費でしたし、私が最も心配したのが子供達の食事です。

 

家なし多拠点生活開始

物価の高いオーストラリアで3食外食にするわけにもいかないし、日本のように簡単で安価なお弁当や外食は出来ません。それに栄養面や体調面も気になりました。慣れない海外生活で慣れない食事を続けさせられない。そこで、ホテルは数日滞在にして、簡易でもいいのでキッチン付きの滞在先を探しました。同時に家探しもしなければならないので、あまり郊外すぎると不便だし、高級過ぎるところも厳しい。と、これもなかなか難航しました。

初回の記事で書きましたが、私達は日本からの派遣社員ではないので着いてすぐ収入を確保出来るわけではありませんでした。当然家賃手当や滞在先のサポートなども一切なく、しばらくは貯金を切り崩しながらの生活になります。生活の基盤が出来るまでは可能な限り節約したいというのが実状でした。なるべく安く長期滞在出来て、子供達にとって安全に過ごせる場所。

自炊が出来て、洗濯も出来るところ。着いてすぐは移動の疲れもあるので一旦ゆっくりしたいと思い、2日間のホテル滞在を経てアパートメントホテルへ移動しました。

結果的に、私達は家が決まるまでの約1ヶ月計5ヶ所の宿を点々とする事になりました。

▲二日間滞在したホテルからの風景。見つからなくて彷徨いました・・

 

本日もお読み頂きありがとうございました。