こんにちは。
今日スーパーでマヨネーズを買ったんですが、海外のマヨネーズってどうしてあんなに甘いんでしょう?以前の居住地シンガポールでも好みのマヨネーズに出会えず、結局少し高めですがキューピーのマヨネーズを買ってました。酸味が少ないというか。よく言えばまろやか?
ポテトサラダを作るとどうしても味が決まらないんですよね。でもオーストラリアにもキューピーのマヨネーズは売っています。少し高いくらいで買えない程高くはないのですが、何かどうしても同じものを高い値段で買いたくない精神が出てしまって・・そのうち自分の好みのレシピで手作りしようかなと思っています。
さてオーストラリアの賃貸事情も今日で④になりました。
賃貸事情と言いつつ全然賃貸出来てません。借りるまでの苦労話にタイトル変更しようかな。笑
家が決まらないまま4箇所目のホテルへ移動。しかし・・
市街から少し離れているけれど快適な宿で二日間過ごし、また次の移動になりました。この移動もまたオーストラリア人の知人が迎えにきてくれて手伝ってくれたんです・・というか、この後からの移動も全部来てくれて、買い物も連れて行ってくれて、サンキューベリマッチしか言えない私は、この感謝の気持ちを一体どう伝えればいいか分からず、精一杯の表情と声のトーンで心からのサンキューベリマッチを言いました。(伝わったかな・・笑)
次は無事キッチン付きのアパートメントホテルが予約出来て、希望する居住区に近く内見も行きやすいので良いと思ったのですが・・チェックインしようと受付に行っても誰もいない。外のベンチでタバコを吸っているアジア系の初老の女性がいて、何も言わず無遠慮にじろじろとこちらを見てきます。
なんか・・あまり全体的に衛生的とは言えない独特な雰囲気を醸し出していて、日も陰り始めていたせいもあって、ちょっと治安的にも不安な感じ。しばらくして、中から一人中年の男性が出てきて、おそらく中国訛りの英語でチェックインかと声をかけられました。私は分からなかったんですが、夫が日本人か?と聞かれ、何故ここに来たのか、日本の方がずっと良いのに的なことを言われていたそうです。(ほっといてくれ)
そうして重い荷物を持って階段で2階に上がり、部屋を開けた瞬間鼻を突く匂いに一瞬怯みました。なんか臭い。食べ物のこもったような、カビ臭いような。部屋は簡易キッチン付きのワンルームで、窓はあるけど外の廊下に面していて開けられない。網戸もなく夜は虫が入ってくるのでやっぱり開けられない。エアコンやテレビモニターもありYoutubeや映画も見れるのは良かったですが、家族四人には小さすぎる気持ち程度のテーブルしかなく、ここで食事するしかありません。でもオーブンや電子レンジ、小さな冷蔵庫はあり、簡単なものなら料理もできそうでした。シャワーと洗面台、トイレは付いてるので、ひとまずは問題なく泊まれそう。ただ何となく雰囲気が・・隣の部屋から下着姿の女性がタバコを吸いながら気怠そうに出てきます。今までと少し違う感じのどこかアジアの安宿にいるような異国感。子供達大丈夫かなと少し不安になりました。そして一番辛かったのが、シャワーの出の悪さでした。例えるなら極細の滝のような。これはシャワーではない。備え付けで角度も変えられず、洗い流すのに時間がかかり子供達を洗うのも一苦労でした・・
かなーりストレスでしたね。本気で日本のお風呂が恋しく思いました。
洗濯はというとコインランドリーがあったのですが、まるでゴミ処理状のような汚さでとても使える状態ではありませんでした。幸い、近くに別のコインランドリーがあったので、しばらくそこに通う事にしました。
子供達の食事どうする問題。知恵を振り絞れ!
食事はと言うと、ここにはキッチン道具がなく少しのカラトリーと、お皿が数枚、マグカップが数個ある程度でした。自炊したくても道具がない。オーブンを使えばグリルはできるけどお米が炊けない。持ってきたパックのご飯ももう底を付いていました。まだ家も決まっていないのに炊飯器を買う訳にいかず、鍋を買うか・・と考えましたが、いつ終われるか分からない、宿を転々とし続けている生活の中、大荷物に鍋を背負って移動する姿を想像するとあまりにも滑稽すぎました。今考えるとそれもちょっと面白いですが、とにかくもう荷物を増やしたくない!という思いで、選んだのは一番小さなフライパンと小さな多機能ナイフ。笑
計量カップもない、蓋もない状態で米を炊き、これが結構うまくいって数回で完全に慣れました。これを見た知人が気の毒そうに爆笑してました。笑 毎日食事に頭を悩ませてはいましたが、この辺りで何だか面白くなっていて、どこでも適応して生きていけるような感覚を覚えました。
家が決まらない。内見に行ってはみるものの・・
肝心の家の方はと言うと、ここでも登場しますが知人が見つけてくれた所に内見に行ったり、他も連絡したり、見に行ったりしました。中でも、もう絶対ここに決めてしまいたい!という物件がありましたが、数人が内見に来ていてここもダメか・・と内心思ってはいました。夫が不動産業者の方に必死にお願いもしてくれました。(子供の学校がもう始まるし、ここに決まらない限り娘は学校に通えないんだ!的な。笑)
返事が返ってくるのに数日かかるので、祈りながら待つしかありません。ありとあらゆる身分証明の書類を提出し、最終的には知人がどうしてもの時は保証人になってあげるとまで言ってくれて・・いやいや良い人すぎないか?家が決まらないこともまるで自分たちの事のように悩んでくれて。感謝と共に、夫は一体この知人夫婦にどんな良い事をしたのか疑問に思う気持ちが芽生えました。でも夫は昔から、困ったことがあるといつも周りの誰かから手を差し伸べて貰えるそうです。普段から人並み以上に親切だとか、特別な何かを与えているようには思えないのですが、何故か誰とでもすぐに打ち解けて仲良くなり気に入られ、沢山の好意を貰ってくる。そんな不思議な吸引力を持っています。穏やかで爽やかな見た目なわけでもないし、関西人だけど一笑いとって場を盛り上げるタイプでもない。むしろ真逆。笑
人見知りで、かなり深い仲になるまで偽った自分でしか人と関われない私には理解不能です。正直羨ましい。分析好きの私にとって夫の謎の吸引力は永遠の研究テーマかもしれません。
今回ばかりは夫のその謎スキルと運の良さに頼るばかり。思い残す事なく大いに発揮して欲しい!!
話が脱線しましたが、オーストラリアに来てそろそろ1ヶ月。未だ家は決まりません。いつまで続くのか・・どうでもいいけどとりあえずこのアパートメントホテルは嫌だ!極細滝の地味な修行スタイルから解放されたい!
次回で最終章。
になればいいな。笑
本日もお読み頂きありがとうございました。