キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

海外生活で悩んでいる事

こんにちは。

オーストラリア在住キイロです。

 

こちらに来てからずっと抱えている悩みがあります。

それは髪が傷んで仕方ない問題です。私は約20年愛用し続けていた美容室専売品のお気に入りのシャンプーとコンディショナーがあるんですが、どこに引っ越してもどうにか入手してきました。旅行の時も、シンガポール在住中も一時帰国のたびに持ち帰っていました。

若い頃にヘアケアにハマってしまい、月2回はトリートメントに通った時期もあったり、辞められなくなったんですが、そのおかげか(今30代後半ですが)髪の毛は健康です。私の母は猫っ毛で毛が細くペタンとなりやすいタイプ。父は昔は剛毛でしたが若い頃から白髪があり、今では寂しい頭皮。私はどちらにも似ず、地毛は黒髪でしっかりした毛質のストレート。(柔らかい髪質に長年憧れがあります)

今まで色んな髪型にしてきましたが、今は地毛に近いカラーの腰まであるロングヘアで、前髪も長いです。(人生で初めて髪を傷みつけた時の記事はこちら↓)

 

kiiroisekai.hatenablog.com

カラーについては、オーストラリア移住前の期間に徐々に地毛に近い色に戻していきました。海外でカラーをするのが不安だったからですが、オーストラリアには日系の美容室があるし、カラー剤も結構良いものがあるようです。それでも日本人の髪質に合ったカラー剤を使った美容室を見つけられるか不安だったし、単純に面倒なのでなるべく美容室に行かなくて済むように。長さもある程度あった方が、ショートヘアや前髪ありの髪型よりも頻繁に切りに行かなくて良い分楽だと思ったから。

日本で看護師として働いていた時も、簡単にヘアゴムだけでお団子にできる髪型が簡単だったのもあります。緊急でMRIに患者さんを入室しなければならない時など、ヘアピンがあるとその度に外さなければならないのは面倒です。(MRIは磁気なので金属類持ち込み禁忌です)

前髪も全部入れ込んでぎゅっと一つにまとめられるのが楽でした。ただ、産後はかなり抜け毛が多かったせいで、抜けた後新たに伸びてきた短い髪がピンピン立って収拾つかない時期もあったりしましたが、結局ロングヘアに落ち着きました。あとは、年齢的にもそろそろ白髪が生えてきて、定期的にカラーが必要になったりすると、ロングヘアだと大変そうなのもあって、最後のロングヘアを楽しんでおこうという気持ちもあります。(素敵なグレイヘアの方も沢山いますけどね)

 

オーストラリアで傷んでしまった髪。その原因は・・

今までヘアケアにかなり注力してきましたが、シャンプーとトリートメントは先に書いた通りで、加えてスペシャルケア用のヘアマスク、レプロナイザーのドライヤー、コテはヘアビューロン、ヘアオイルやミルクは何種類も状態によって使い分け、就寝時はシルクのナイトキャップ、ブラシにもこだわってきました。あとは髪に良いサプリも飲んでいたり。オーストラリアへ来る際も持参できるものは持ってきました。

しかし、初日から髪がギシギシのバシバシになったんです!おそらくシャワーの水のせいです。これについては、事前に調べていたつもりでした。これが甘かったんです。ヨーロッパ圏など水が硬水で髪が傷みやすいという話はよく聞きますが、オーストラリアは日本と同じ軟水だと思っていました。しかしオーストラリアは地域によって水の種類が違っていて、私が住んでいる地域は硬水だったんです・・

この硬水というのは、マグネシウムとカルシウム含有量が軟水より多いのが特徴なんですが、硬水に含まれる成分と石鹸成分が化学反応を起こし乾燥させ、髪や肌を傷つける原因になります。他にも、金属イオンが沢山含まれているせいで、髪に金属イオンが付着しなめらかさを損なうそうです。そして持ってきていたシャンプーとこの硬水が相性が悪かったようで、頭皮はベタベタ、髪はギシギシでブラシも通らなくなったんです。一番ショックだったのが私だけでなく、子供たちのツルツルサラサラキューティクルヘアまで同じ状態になってしまった事でした。

これは良くないと色々調べていくうちに、クエン酸が良いという情報を得ました。これは、シャンプーでアルカリ性に傾いた髪を酸性に戻す作用があるらしく(健康的な髪のpH は4.5〜5.5の弱酸性)早速入手しました。結構探したんですが、スーパーマーケットの食品コーナーに普通に売ってました。

▲CitricAcidと書いてあるクエン酸。食品として口に入っても大丈夫です。

ギシギシになった髪。色々実践してみた結果

洗面器にお湯と大さじ2、3杯くらいのクエン酸を入れ、そこに髪の毛を浸すやり方が一般的だそうでしたが、子供たちにはやりにくいしシャワールームしかないホテルでそれはちょっと難しかったので、スプレーボトルにクエン酸水を作り、シャワーの最後に頭部全体に吹きかけて、しっかり洗い流す方法を試しました。これがかなり当たりだったんです!!

髪を乾かすともう手触りが全然違う。頭皮も髪もサラッサラで、ふんわりしました。子供たちの髪が蘇って凄く嬉しかったです。(食品として売られているクエン酸は食べても大丈夫ですが、酸っぱいので口や目の粘膜に入らないよう注意が必要です。)

私はというと、同じくサラサラになったんですが、これを機に以前から試してみたかったノープー(湯シャン)に挑戦してみようと実践してみました。シャンプーを使わずにお湯だけで洗髪するやり方ですが、色んな方が発信している情報を熱心に調べ、しっかり頭皮を揉み洗いを続けました。最初は頭皮に残っている石鹸成分や、過剰に分泌した頭皮の油分があったりしてベタつく感じがあるけど、次第に馴染んでいくそうです。

頭皮は本来髪や皮膚を保護する目的で自然に適量の油分が出るそうですが、毎日過剰に洗髪することで必要な油分も全て流れてしまい、それを補おうと余計に油が出てしまうという悪循環が起きるそうです。それが、ノープーを続けることでちょうど良くなってくるという事で、頑張ってしばらく続けました。ワックスなどのスタイリング剤をつけている場合は、やはり落ち切れないようですが普段スタイリング剤は使っていないのでここはクリア。1週間くらいすると、本当に落ち着いてきて状態が良くなってきました。シャンプーを使っている時よりも時間をかけてしっかり頭皮を揉み洗いするので、臭いも気にならずこれはいいかもしれないと思っていましたが、3週間ほどするとなぜかまたベタつきやギシギシ感が出てきてどうしようもなくなり、結局断念してしまいました。これを乗り越えて続けるのがいいとの事でしたが、我慢できませんでした。笑 久々にシャンプーで洗髪した時のスッキリ感といったら!!

日本人はその昔、シャンプーを売るためのメーカーの企業戦略により現在のような毎日洗髪する習慣がついたそうです。一説によると毎日洗髪するのはなんと日本人だけなのだとか。とはいえ、長年の習慣で洗わないとなんとなく気持ち悪くて無理でした。

次はシャンプーを変えようと調べたところ、やはり現地のものがシャワーの水と相性が良いようでした。でもどれがいいか分からない。そうこうするうちに、以前一度日本で子供たちに使っていた固形のシャンプーバーを思い出しました。脱プラでエシカルな環境の事を考えた商品で使い心地も良かったんですが、これが偶然オーストラリアの物だったんですね。髪質によって種類も選べます。

▲エティークの固形シャンプーバーとコンディショナー

こちらもスーパーマーケットで買えるので、今は子供たちと一緒にこちらを使っています。泡立ちも香りも良いです。コンディショナーも同じメーカーのものを使っています。これで洗髪した後、クエン酸を吹きかけて洗い流します。でもやっぱり日本にいた時のようななめらかさというか、サラサラ感は戻りません。長女の長い髪も、学校から帰ってくる頃には絡んでしまっています。何か他に対策はないものか。これはまだまだ長い戦いになりそうです。

 

長くなりすぎた私の髪。本当はここまで伸ばすつもりではなかったんですが、切るタイミングを逃しています。もうここまできたらこのままヘアケアを頑張って、一時帰国した時にヘアドネーションしたいなと考えています。長さがあれば傷んでいてもカラーしていても良いそうなので、寄付して誰かの役に立てたらいいな。

 

ではまた次回に。

 

本日もお読み頂きありがとうございました。