キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

産前産後のトラブルの話

こんにちは。

 

今日は産前産後に起きた身体的変化についてです。

(シンガポールで妊娠した話は記事はこちら↓)

 

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シンガポールで美容医療

美容医療って受けた事ありますか?今は本当に気軽に色んな施術を受ける事が出来ますよね。

私はというと、何度かシミ取りレーザーを受けた事があります。

以前の記事で日焼けしないように気をつけていると書きましたが、私は日に焼けるとシミになりやすい体質です。若い頃はそばかすだらけの顔で日焼け予防すればするほど肌が白くなって余計に目立つようになってしまいました。

(紫外線対策についてはこちら↓)

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それでレーザーを受けましたが、最初は本当にびっくりしました。今まで悩んでいたのが嘘のように綺麗に消えたんです。それもあって、前より念入りに日焼け予防する様になりました。

ただレーザー物凄く痛いんですよね‥でもこれは施術方法とレーザーの種類によるみたいです。麻酔の有無もありますしね。

しばらくは満足していたのですが、転機は妊娠です。

長所の妊娠中、つわりなど辛い症状はらほぼなかったんですが、皮膚の状態が明らかに変わりました。まず、全身(特にお腹)の毛が増えました。でもこれは、産後いつのまにか抜け落ちてました。次に蕁麻疹と皮膚の乾燥が酷くなりました。どんなに保湿しても乾燥して皮がむけてしまう程です。痒くて痒くて、着ている服の繊維がいけないのかと思い、化学繊維をやめ直接肌に当たるものは綿に変えたりしました。原因は妊娠性掻痒症によるものみたいです。これも産後ましになりましたが、今でも時々蕁麻疹が出ます。妊娠前はなかった事だったので、体質が変わったのかなと思います。

何より1番私を悩ませたのが、両目の下頬の上の位置に出来た傷の様なシミでした。

呪術廻戦の主人公虎杖悠仁が目の下に傷の様なラインがあるの分かりますか?(私は漫画やアニメが大好きです。突然の告白。笑)まさに彼の様なライン上のシミがくっきり出来たんです。全く同じと言ってもいい。

▲呪術廻戦の主人公虎杖悠仁。呪術面白いですよね。

最初は気のせいだと思っていたんですが、徐々に濃くなり久々に会った母にはどうしたの?と言われ、怪我したのかと思ったと言われる始末。そのくらい濃く目立つシミになったんです。離れてみると酷いクマのようになり、殴られたのかと思ったと言われたこともあります。(当時の写真がありますが、本当に嫌で仕方なかったので載せるのはやめときます。)

外出時はコンシーラーで必死に隠しますが、位置が悪くて、笑うとコンシーラーがヨレてまた悪目立ちするんですよね。だんだん人に会うのも嫌になり、長女妊娠中は仕事以外ほぼ誰にも会っていませんでした。レーザーを考えましたが、今は妊娠中だし、産後消えるかもしれないと期待して我慢してました。

出産直後に取られた写真の私は、難産でボロボロな上にスッピンなのでこの目立つシミがくっきり写っていて悲しいです。(人生で一番頑張った瞬間だったのに・・)

そして産後数ヶ月経った時も消えずにいつまでも頓挫するシミを撃退するべく、レーザーを受ける事にしました。この時シンガポール在住中だったので、現地の日本語対応してくれるクリニックへ行きました。レーザーがどんなに痛いか知っているので、不安に思いながらもその効果に絶大な期待を持って受けました。実際は麻酔クリームをしっかり使ってくれたおかげで、詐術中の痛みはほぼゼロでした。あとはこの後、黒くなり瘡蓋になり、自然に剥がれ落ちるのを待つだけです。

しかし‥他の薄く点在していたシミは消えたんですが、問題の傷の様な両頬のシミは相変わらずそのままその存在感を主張していました。

レーザーで消えなかったシミ。原因は・・

なんて事なの。これ、もしかして一生消えないの?と絶望的な気持ちになりました。

なんとかしたい。必死に調べた中で、一つ気になる記事を発見したんですが、それが妊娠性肝斑というものでした。初めて聞く言葉でしたが、肝斑はよく知っています。というのも、数年前に母が酷い肝斑で内服で治した過去があったからです。母その時両頬の、ちょうど私に出来てしまった傷のようなシミの位置に、私よりさらに大きな目立つシミが出来ていました。母も同じように悩み、皮膚科を受診して肝斑の診断がくだり、薬剤師の勧めで当時一般発売されたばかりのトランシーノというサプリを飲んですっかり改善したんです。何故その皮膚科で薬が処方されなかったのかは不明ですが、教えてくれた薬剤師さんに感謝ですね。トランシーノの成分はトラネキサム酸です。

トラネキサム酸といえば、医療の現場では頻繁に使用されます。私がよく目にしたのは主に点滴で、術後の患者さんなどに止血効果を狙って使用されます。

正確には抗プラスミンといって、プラスミンは血液中の血栓を溶かす作用がありますが、その働きを阻害することで止血されるというものです。

美容界では、肌のメラニン生成を抑える作用がありそれがシミに効果的でビタミン剤と共に処方されることが多いです。トランシーノはこのシミ対策のために一般発売されたサプリメントです。

私は、母の治療の経験と私の症状からこのトラネキサム酸に注目しました。そこでさっそくシンガポールで購入を考えたのですが、その時は手に入らなかったんですね。その時期たまたまマレーシアに遊びにいく予定があって、マレーシアで購入できそうだということを知り、マレーシアの薬局へ行きました。そこでは処方箋なしでトラネキサム酸を購入することができ、あるだけ買い占めて飲むことにしました。ここで重要なのが用量です。どのくらい飲めばいいのか。調べると、シミに効果を発揮する量は500〜1500mgということで、1錠500mgの錠剤を1日3回飲みました。私は日本で処方されるトラネキサム酸は1錠250mgのものしか見た事ないんですが、マレーシアで購入したものは500mgでした。

祈るような気持ちで飲み始め、2週間もするとシミが薄くなっていきました

そして1ヶ月後にはすっかり消えてなくなったんです!

今現在も消えたまま再発していません。毎日コンシーラーを厚塗りしていたのに、今ではもう使うどころか持っていません。病院に行っても診断されなかったけど、諦めず自力で調べて治した結果でした。

 

シンガポールは紫外線の強い国です。せっかく綺麗に消えたシミを再発させないように細心の注意を払って生活してました。不便さはあるものの、諦めなくてよかったなと思っています。

 

しかしこれはあくまでも独自で行った事です。結果的に効果は認めましたが、妊娠性肝斑も私が自己判断でそう思ったというだけで、実際は分かりません。

内服薬に関しては人それぞれ違った状態があると思うので、もし似たような症状があって気になる方は、一度専門の医師に相談することを強くお勧めします。

妊娠すると様々なマイナートラブルが発生しますが、妊娠性掻痒症や妊娠性肝斑は、直接命に関わるものでも、胎児に影響するものでも、急を要するものでもないので、あまり一般的でない気がします。医師も特に問題として見ない傾向にあるので、解決に至らないパターンがほとんどかなとも思います。

でも嫌ですよね。産後髪は抜けて、肌は荒れ、体重は増加し、授乳による貧血もあったりして身体的精神的苦痛は次々に起こります。見た目を気にしてる場合じゃないという人も多いと思います。でも私は母親になっても、歳を重ねても、自分がイメージする自分に近い方がいいので頑張りました。

それに対して、否定せず協力してくれる夫にも感謝してます。

夫からは一度もシミのことを指摘されませんでした。何も言わずにいてくれた事も有り難かったです。でも人は必ず加齢に伴い身体的変化していくものなので、受け入れながら出来る努力はしていくつもりです。

 

ではまた次回に。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。