キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

看護師に求められる身だしなみ

こんにちは。

昨夜ソファで座ったまま寝落ちしてしまい、気づいたら朝でした。

昔から睡眠オバケに取り憑かれているのではと思うほどよく眠るタイプなのですが、年齢を重ねると眠れなくなると言ったのは誰だったかな。特に独身の頃は、床でもお風呂でも車でもどこでも眠ってしまう事がよくありました。結婚してからは気をつけるようにしていますが、それでもベッド以外の場所で寝落ちしてしまう事はしょっちゅうです。夫はもう慣れたようで何も言いませんが、眠りの浅い彼には信じられない事らしいです。どうにかならないかなぁ。

 

さて、昨日は長男の出産について書きました。コロナでどこにも行けなくなったと締めくくりましたが、世界中の人がなんらかの形で大変な思いをして、亡くなった方も大勢いて、今でも全てが過去の事と簡単には言えません。なので、ここではコロナについてはこれ以上言及するのはやめておきます。長男誕生からオーストラリアへ移住するまでの経過はまた追々に。

 

今日は、看護師に求められる身だしなみについてです。

「身だしなみとは相手に不快感を与えない服装や振る舞い」のことだそうです。

看護師だけでなく、様々な業種でそれぞれ規定があると思いますが、一般的な病院勤務の看護師は大抵の場合院内規定で見た目のルールがあります。アクセサリー類の禁止や髪型や化粧、ネイルや下着・靴下の色、病院によっては通勤時の服装までルールがあったりします。私達は基本制服に着替えるので、通勤時は自由でいい気もしますが、病院近隣に住む患者さんやその家族や色んな人に見られる可能性があり、やはり印象が悪くなるような服装は控えるようにと言う事ですね。公務員とかもそうなのかな?最近はあまり厳しくない病院もあったりしますが。

ネイルについては、直接患者さんに触れる事が多い性質上危険なので短くカットし、清潔にしておく事は必要だと思います。ポリッシュも、剥がれて患者さんの傷なんかに付着しては大変なのでこれも容易に理解できますね。最近では保護の目的で、自爪に近いカラーなら剥がれにくいジェルネイルは許可している所もあります。

では髪型はどうでしょう。下を向いた時に髪が落ちてきたり、処置の邪魔になるような髪型は良くないですね。長い髪は結んで、前髪や横髪も落ちてこないようにします。でも髪色はどうですか?私が以前在籍していた公立病院では、髪色のサンプルがあり、カラーするならここまでと決められていました。一体何の為のルールなのでしょうか?患者さんのケアには直接害を与えないものと思いますし、手術室看護師などはキャップで頭部を覆うので全く見えないという場合もあります。看護師の髪色、決める必要ありますか?

でも・・やっぱり必要なんでしょうね。慣れの問題かもしれませんが、特殊な髪型の看護師が来たらちょっとびっくりしますよね。この人に注射されて大丈夫かなとか不安になりますよね。これはもう仕方ないんだと思います。感覚的に違和感を感じるんだから仕方ない。それぞれの立場で似つかわしくないものがこの世には存在します。

私は高校卒業後に看護学校へ行き、そのまま看護師になったので、ずっと奇抜な髪型はできませんでした。中学、高校も髪型に厳しかったです。看護学校なんて暗めの茶髪程度もダメでしたし、化粧も基本ダメでした。なのでずっと憧れに似た欲求がありました。抑制されると余計にやりたくなるのが人の性でしょうか。長く爪を伸ばしてキラキラしたネイルもしてみたい。でもこれはフットネイルをしていたのでまぁ満足していたのですが、髪型はそうもいかない。カラーだけでなく、纏めやすいようにカットしてきたし、黒や茶色のヘアゴムだけは数えきれないほど使ってきました。そんな私に転機が現れたのが、妊娠です。正確には産休育休です。期間限定ではありますが、職場に行かないので見た目を自由にできる期間を得たんです。妊娠中のカラーは良くないとか諸説あるので、あくまでも私個人の話ですが、この機会を逃すまいとこの時期に初めて脱色しました。そして超どピンクにしました!

どうなってもいいから激しい色にしてみたかったんです。

当時の写真があります。

初めてブリーチしてピンクにした時

産後太りで恥ずかしいですが・・笑

すぐに色が抜けてしまったんですが、凄く嬉しかったです!ちょうど免許証の更新時期だったので記念にこの状態で証明写真も撮りました。笑

この後、青にしたり色々遊びました。産後かなり髪が抜けてしまったんですが、約一年自由にできたことで心から満足し、二人目の産後は何もしませんでした。当然かなり傷みましたしね。母親らしくない!とか批判もあるのかな?でもこの後すぐシンガポールへ行ったので、全く気になりませんでした。一つ問題といえば、髪が派手なので持っている服と合わなくて常にシンプルな無地の服になった事くらいかな。凄く楽しかったです。

 

化粧や身に付ける物もそうですが、その時の気分で自分の好きに選択し好きに着飾る事は心の満足に繋がりますね。せっかくお気に入りを着て新しいメイク道具で化粧したんだから、ちょっと出かけてみようかなとか。新しい靴を買ったから、髪を切ったから、ネイルを変えたから・・会いたいあの人に会ってみようとか、今日は少し遠回りして帰ろうとか。人間にしかない感情なのかなと思います。

何かを変えるだけではなくて、例えばずっとお風呂に入れなかった患者さんの髪を洗うとか、丁寧に体を拭くとか、さっぱりして気持ちよく、気分も良くなっていつもよりゆっくり眠れたとかあるんですね。身の回りを整えること、好みにすることは気分転換になったり、その人のQOLを高める効果があると感じています。

 

話が飛躍した気がしますが、要は必要な身だしなみと欲求が人間には備わっているという話です。患者さんに信頼してもらえるように身だしなみを整えて、患者さんの身の回りのケアをする。看護師が身だしなみを整える必要があるのはそんな理由があるなと思ったのでした。

 

ではまた明日。

 

お読み頂きありがとうございました。