キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

オーストラリアで英語のお勉強

こんにちは。

 

今日は語学学校で映画を観ました。学校ではよく英語の勉強のために映画を観ますが、私のように初心者は、Disneyなどの理解しやすい英語で構成されたアニメを観る事が多いです。英語を学んだ人に聞くとほぼ全員が映画を沢山観たと言うんですね。夫もそうです。夫は昔々アメリカで英語を学んだそうですが、映画好きなのもあって沢山観たようですね。私はというと、映画は大好きなのですが、困った事に邦画が好きなんです..

ハリウッドの様なお金がかかった大掛かりな映画も楽しいですが、静かで観る側に理解を委ねるような、観終わった後にポツンと何か落とされた様な感覚を覚える邦画が好きです。

なので、エンターテイメント性の高い映画はちょっと不得意で、なかなか観る気になれないんですが、勉強の為に頑張って観ようと思ってます。目下好みの映画を模索中。

お勧めの洋画ないですか?

 

さて今日は昨日さらっと書き残した語学留学についてです。

 

オーストラリアに語学留学

私は今学生ビザでオーストラリアに来ています。ビザについてはかなり苦労したので、別日に。

語学留学は市街の便利な場所にあり、通常の授業の他に外に出てアクティビティがあったりもします。BBQしたり、美術館へ行ったり。イベントの次期にはハロウィンパーティーやクリスマスパーティーなんかもあります。

▲ハロウィンパーティーの飾り付け

 

まず初日はクラス分けのテストがありました。writing、reading、speaking、listeningです。結果は全くで、分かっていましたが1番下のビギナークラスでした。ただ、writingだけ少し良かったんですね。(speaking はほぼゼロ)これは日本の英語教育の在り方を著しく示していると思います。学校には日本人が数人いますが、先生からも日本人はgrammar(文法)は得意な人が多いよ、でも会話やコミュニケーションは得意じゃないよね。と言われます。本当にそう。日本人は多くの場合文法の勉強ばかりするので、実際話す機会もないし、英語を聞く習慣もほぼありませんよね。他の国の生徒は全く逆な印象です。発音が良い気がするし、沢山喋ってくるので凄く出来てる感じがしますが、文法はめちゃくちゃだったりします。例えば、日本人は決まった熟語や短い簡単な文章なら分かる人が多いですよね。(My name is○○.I'm from Japan.とかHow old are you?とか)決まったフレーズをそのまま覚えている人が多いです。諸外国ではそうゆう教え方をされないのかな。意外だったのが、スペイン語圏の生徒が、1.2.3...などの数字が分からなかった事です。数字が大きくなると難しいですが、一桁なら知ってる人が多いですよね。違いが面白いなーと思いました。同時に、やはり英語も人と関わる為のコミュニケーションツールなので、まずはspeakingが1番大切だなと実感させられました。せっかく義務教育なんだから、日本でももっとspeakingに力を入れたらいいのに、と思ったり。

 

語学学校、授業やクラスの雰囲気ってどんな感じ?

クラス分けの翌日から本格的に語学留学が始まりました。

私の学校は初心者から大学進学コースまでそれぞれの英語力によってクラス分けされていますが、私は1番下のelementary(初心者クラス)から始まりました。学生の頃は英語が不得意な方ではなかったのですが、授業に入るともちろん全て英語。現役から離れて長い私は中学英語も忘れてしまっていました。分からないところを説明されてもそれも英語なので、説明が分からない。レセプションで教科書を貰って来てと言われてもやり方が分からない、どう聞いたらいいか分からない。とにかく何も分からなかったんです。シンガポール在住中に何故もっと英語を勉強しなかったんだと自分を恨みつつ、初心者クラスじゃないの!?と勝手に騙されたような気分になった最初の1週間。でも、何故か2週間目には慣れて来て何となく何をやっているか理解するようになったので不思議です。これは英語力が伸びたと言うより、単に慣れたんですね。先生のやり方や癖、何を問われているか、何を答えさせたいのか、に何となく慣れてきたんです。あとはもうスマホ活用ですね。今やもうスマホは授業に必須です。実際、先生からGoogleでチェックしてとか言われます。スマホ使ってみんなでゲームしたりね。

何とかついていっていたら、そのうち友達が出来ました。10代や20代の生徒が多い中、30代後半の私は完全に1番歳上でしたが、日本人は本当に若く見られるので気づいてない人も多かったみたいで、嬉しい誤算です。笑

私の学校はラテンアメリカ人が殆どです。クラスに2.3人の日本人と、あとは稀に韓国人やベトナム人、ヨーロッパ圏の人。毎週月曜日に新しい生徒が入るので、入れ替わりはありますが、今のところそんな感じ。日本人は殆どがワーキングホリデーで来ていて、学校に通える期間が最大4ヶ月だそうで、(自分で期間を決めれる。通わなくてもOK)仲良くしてくれた日本人の子達はどんどんいなくなります。学生ビザで来ている日本人は学校全体で私含め3人だけです。私は学生ビザなので、あくまでも勉強のためにオーストラリアに来ている立場。授業は8割以上の出席が必須で、欠席ばかりしているとビザを失う事になります。約20年前、夫がアメリカへ留学していた時はそんな決まりはなかったらしく、頻繁に授業を受けずに友達と遊びに行ったりしていたそうです。これは国の規定によるかもしれません。

そんな訳で毎日真面目に通っている私ですが、3週間目にはもう凄く学校が楽しくなっていました。気の合う友達が出来た事、担任の先生が好きな事、分からないなりに必死に言葉を探し伝え、相手の言ってることを理解しようと頭を働かせる事が段々面白く感じて来たんですね。友達はというと、同じクラスの子達もほぼ同じレベルの英語力なので、お互い言えない聞き取れないんですね。それなのに何とかコミュニケーションをとってお互いを知ろうとする経験が凄く楽しかったんです。ほぼ感覚だけで仲良くなる経験は記憶の中ではなく、もしかしたら言葉を覚えたての子供達はこんな感覚で友達を作っているのかもしれません。仲良くしてくれる友達はコロンビア人とメキシコ人が多く、1番仲良しなのはコロンビア人の男の子です。なんだか凄く気が合う。話せなくてもコミュニケーションがとれるとはこうゆう事かと感激に近い驚きを経験しています。日本のアニメや車が好きな人も多くて、日本が好きと言ってくれる人が多いです。

▲最初の頃の授業。中学英語のおさらいのような内容です。

▲初心者コースの教科書。それでも私には結構難しい。

外国人のイメージは?

ところでラテンアメリカ人のイメージでどんな感じですか?私は実際に関わるまで、ダンスやパーティー好きで、テンションが高く、陽気で軽い感じのイメージがありました。確かにそうです。多分何となくあるイメージのままですが、意外に思ったのが(特にコロンビア人ですが)凄く真面目で勤勉な人が多い事。男性はシャイな人が多く、女性は明るく元気です。そしてみんなとてもフレンドリーで優しい。なんというか、真面目さが日本人の感覚に近い気がします。みんなよく働き、授業も真面目に受けます。でもノリがよく冗談も通じて、適度な距離感で関わってくれます。言葉で伝えにくい感覚なんですが、日本人とフィーリングが凄く合う気がします。クラスメイトのお陰でラテンアメリカ人が凄く好きになりました。逆に冗談が通じにくかったり、一つのトピックスに熱くなり口論みたいになるのはヨーロッパ圏の人に多い気がします。でもこれは悪い事ではなくて、そうゆうコミュニケーションなんですね。意見をぶつけ合って議論するのが好きなんです。妥協せずしっかりと意見を言うところは羨ましい気もしますね。

例えば、1人がお菓子食べる?と差し出して来たら、日本人は食べたくなくても受け取り、ラテンアメリカ人はありがとう、でもいいや、って感じ。ヨーロッパ圏の人は、いらない、それ嫌いなの。って感じ。勿論これはあくまでも一例であって、当然全ての人がそうではないです。私の個人的な感覚で、批判でも共感でもないです。単に違いが面白いな、という話。

みんなそれぞれが沢山自国の紹介をしてくれます。日本へ行った事があるという人は、多分に漏れず日本がとても良かったと言います。日本人はとても親切だったと。お互いがこんなに興味と節度を持って関わる事が出来るのに、世界中で終わらない争いが起きている事実に信じられない気持ちが浮かびます。

全員が様々な理由でオーストラリアへ来ているわけですが、英語を学びたいと言うのは同じ。

毎日必死に頭をフル回転させています。そのせいか、やたらお腹が空くんですよね。今日も友達がおやつを分け与えてくれます。コロンビアのキャンディだよ!とかね。

 

今年に入ってからクラスがひとつ上がりました。おかげで本当についていけず、「It's so difficult! I don't understand!」(とても難しくて理解できないよ!)が口癖になってしまいました。

▲街中に点在するカンガルーのオブジェ。

学校の様子はまた色々残していきます。

 

今日もお読み頂きありがとうございました。