キイロイセカイ 

豪州からこんにちは。クセ強すぎ夫と愉快な子供達との前途多難な日常生活

子供が海外で発熱。病院受診した話

こんにちは。

 

オーストラリア在住キイロです。

先週長男が発熱しまして・・今4歳なんですが、段々体が強くなってきて最近めっきり熱を出さなくなっていました。去年の夏にオーストラリアへ引っ越してきたのもあり、日本で冬を過ごしていないので、風邪を引きにくかったのもあると思います。

こちらへ来てすぐは慣れない環境や約1ヶ月のホテル生活で子供たちの体調が心配でしたが、何事もなく元気で、杞憂に終わった事にすっかり安堵して油断してました・・

(家が決まるまでの記事はこちら↓

 

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長男久々の発熱。三日前から異変が・・

その日いつも通り保育園から帰ってきて、おやつを食べたり普段通りに過ごしていましたが、夕方から体が熱くなり熱を測ってみると38.0℃超え。

実は、この3日程前から予兆がありました。全身に蕁麻疹が出ていたんです。元々アレルギー体質ではなく、今までこんな事もなかったので気になりました。その時私は語学学校にいたので状態を確認出来ず、仕事が休みで長男と一緒にいた夫からの連絡で知りました。本人は痒みがあるものの至って元気と言う事でしたが、写真を送ってもらい見ると結構腫れ上がっていて、範囲が広がっている言われました。今から帰るけど、長女を迎えに行ってから帰宅となると1時間以上はかかるし、アレルギーの怖さはよく知っているつもりです。

(私は看護師です。以前こちら↓の記事で少し触れています。)

 

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アレルギーの最大の怖さは、喉の奥まで腫れて気道を塞ぎ呼吸困難になることです。ICUや救急で働いていた時は、アレルギー反応で呼吸困難になり、救急搬送された事例は幾度なく体験しました。自分が近くにいない以上、様子を見といてと言うのはちょっと怖くて、日本から持参していた小児用の抗アレルギー薬を飲ませて欲しいと夫に伝えました。すぐに飲ませるのを迷ったのは、普段薬関係は私が全て管理しているので、夫が分からないかもしれないと思ったからです。間違って別の薬を飲ませても怖いし・・それもあって、いつも夫には事前に説明し、分かりやすいように分けたり、薬効を記入したりするようにしていましたが、オーストラリアに来てからあまりきちんと整理してなかったんですね。でもちゃんと分かったようで、確認をとりながら飲ませてくれました。私が帰宅した頃にはすっかり蕁麻疹も消え、元気に遊んでいました。

アレルギーは原因がわからない事が多いです。入院して詳しく原因精査をしたりもしますが、はっきりしないパターンもあります。なので普段と変わりない食事、生活をしていたし無事に落ち着いたので特に気に止めませんでした。ところが翌日も、その翌日も蕁麻疹が出ました。1日1回だけで、薬を飲むとすぐに消えるし原因は分からないけど大事には至らないだろうとは思いましたが、さすがに長い。次の休みに病院に連れて行こうかなと思っていた4日目に発熱しました。久しぶりの発熱でしたし、39.0℃あたりから段々元気がなくなってきました。その後何度か40℃を超えましたが解熱剤を飲ませなんとか朝を迎え、まだ熱が出ていたけど、週末だったこともあり家にある薬を飲ませて様子を見ていました。

 

海外旅行に必須。お守りの粉

この時役立ったのが、海外に行く時は必ず持って行く粉のポカリスエットです。

▲水に溶かすタイプのポカリスエット


これはシンガポール在住中に一家全滅の嘔吐下痢になった経験があり、その時の教訓で海外には必ず持参するようにしていました。本当は甘味の少ない経口補水液がいいのですが、持ち運びにはこちらが便利です。あまり使いたくないお守りとしてのポカリでしたが、高熱で(特に子供は)水分を失いやすく全身状態に影響が出やすいので、電解質をスムーズに補給してくれる力強い味方でした。私は苦手ですが、長男は味も好きみたいです。

解熱剤が効果を発揮しているタイミングで素早くシャワーを済ませ、食事を取らせます。幸い食欲は落ちたもののまずまず食べれていました。でもまだ発熱が続いていました。この時、咳や鼻水などの一般的な風邪症状がなく熱と蕁麻疹だけだったので、なんだろうと思いましたが、喉を覗いてみると奥に白いプツプツが。これはもしや溶連菌では?と思いました。溶連菌は他のウィルス性の風邪と違い抗生剤が効果的です。疑いながら翌日病院を受診しました。

 

海外で病院受診。薬の受け取り方

この病院は日本人医師が在籍し多くの留学生や駐在員が通う日本語対応の病院で、夫婦で経営されています。小児専門の医師ではないので、詳しい検査などはありませんでしたが無駄に侵襲のある検査も受けさせたくない気持ちもあるので私には十分でした。処方箋を受け取り、薬局へ行きます。でも薬局は当然英語対応です。色々聞かれますが、(誰の薬か?とか体重は?ジェネリックにするか?とか)何度か聞き直してやっと提出できました。

これは日本で薬を受け取る時とさほど変わらない質問なのに、無意識に英語に対する苦手意識が働いてうまく聞き取れませんでした・・ジェネリックなんて日本でもよく使う単語なのに、一瞬何を聞かれているか分からず、聞き返すとcheaper?(より安い)と言われてやっと気付きました。笑

しかし結局、ここの薬局には置いていないと言うではないですか。(親切に○○の薬局なら在庫があると思うよ的な事を教えてくれましたが、聞き取れませんでした。笑)長男を連れてうろうろしたくないので、夫に車で迎えに来て貰い別の薬局へ行きました。この時は夫が対応してくれました。(切実に早く英語上達したい・・)

この薬局ですが、病院の受付の方に、薬局によって薬の値段が違うからディスカウント系の薬局の方が安いかもしれないと教えて貰いました。薬もディスカウントされるの?と疑問に思いましたが、あらゆる品物がディスカウントされているドラックストアで私一押しのChemist Warehouse (ケミスト・ウェアハウス)に処方箋を出しました。抗生剤が出されていて、薬剤師が調合してくれます。それを受け取り、他の商品と同じようにレジで会計する流れでした。

▲抗生剤。薬剤師に相談して下さいと書いてある袋に入れて渡されました。

▲瓶に粉が入っていて用量に合わせて水で溶いてあります。計量スプーン付き。

このタイプの薬は初めてでしたが、よく考えると小児用のシロップ薬と同じですね。成分も確認しましたが、日本でもよく使われる一般的な抗生剤です。ただ、日本の小児科で抗生剤を処方される場合、その薬効から下痢しやすいので整腸剤をセットで処方されることが多いですが、今回はなし。下痢するかなぁと思っていたら、夕方的面に来ましたね・・持っていた(抗生剤に対応しているタイプの)整腸剤も一緒に飲ませることにしました。この抗生剤ですが、味見したところドロっとしていて濃い甘いフルーツ味って感じで4歳でも普通に飲めました。その後は微熱程度でこのまま治ってくれそうな雰囲気です。

結局病名は分かりませんが、溶連菌か扁桃炎あたりかな。

 

医療費はいくら?

大人の病気ももちろんですが、幼い子供を連れて海外へ行くと言うのは、分かっていたとは言えやはりリスキーです。ここオーストラリアは医療体制は整っているし、日本とあまり変わりありませんが日本語が通じなかったり、受診のハードルが高いような国ではちょっと厳しいですね。移住先をオーストラリアに決めたのはそうゆう理由もあります。

ちなみに医療費ですが、国民皆保険制度のある日本と違い当然高額です。が、留学生は必ず学生保険ような医療保険に加入しなければならない決まりがあり、帯同する家族も同様です。そんなわけで(家族4人分なので)結構良い金額を事前に支払って保険に加入していたので、まだ支払える程度に収まっています。今回の受診で自己負担額はAUD30(日本円で約3000円)薬代はAUD6(約600円)くらいでした。何故か安すぎる薬代。ディスカウントの薬局だったからなのかは不明です。

ワーホリは海外保険必須ではないそうです。でも長く居るならやっぱり加入していた方が安心かな。事故や怪我もあるしね。

 

幼い子供が二人いる我が家。これからもまだまだ乗り越えなければならない問題が起こりそうです。

 

ではまた次回に。

 

今日もお読み頂きありがとうございました。