こんにちは。
最近長男の保育園に日本から保育実習の大学生が来ています。前から時々実習生を見かけましたが、今回の実習生の方は日本人同士という事もあってか、よく話しかけてくれて長男の様子を教えてくれたりします。英語が話せない私は、他の職員の方と細かい話が出来なくて凄く有難いです。でも、担任の保育士さんはじめみんなとても親切で、凄く良い子だったよ!とか、英語も理解してきてるよ!とか簡単な英語で声をかけてくれます。おかげで長男も保育園が大好きです。有り難い事ですが、保育料目眩がしそうなほど高いですけどね・・
さて今日はオーストラリアの賃貸事情の番外編です。というか、本当はここを書きたかったのに家が決まる前の方が大変過ぎてそちらの方が長くなってしまいました。
緊張する!家のチェック
オーストラリアでは家を借りると定期的にinspection(インスペクション)という、借主が家を綺麗に使っているかを不動産業者が確認しに来るなんとも緊張するシステムがあります。大体3ヶ月に1度くらいです。このinspectionの事は事前に知っていたのですが、日本にはないので正直嫌ですね。もちろん日本にいる時も普段から綺麗に保つよう心がけていますが、小さな子供もいるしどうしても散らかったり汚れたりするもの。日本にいる時は古い中古マンションを買っていたので持ち家の気楽さがありましたが、家族が増え手狭になってきた事もありいずれ手放そうと思っていたところに移住の計画が立ったので、売却しました。これも結構苦労したので、いつか書こうかな。
1月に初めてこのinspectionがありました。どんな感じなのか全く分からなかったんですが、ネットで情報を集めると業者(家主?)によってはかなり厳しいところもあるらしく、凄く憂鬱でした。でもここは日本人の誇りにかけ、借りる前より美しくする事で知らしめてやろうと謎の使命感に駆られ、気合を入れて挑みました。
入居前、家の中は簡単に清掃されている感じはしましたが、所々汚れていたし日本のようにしっかり清掃され新品同様のような室内というわけではありませんでした。それが嫌で普段からよく掃除をしているし入居して間もないので、そんなに汚れてなかったです。ただ慣れないのが備え付けのオーブンの掃除。シンガポールでもオーブンがついていましたが、これどうやって掃除するのが正解なんですかね。元からの汚れもあって油汚れがべったりです。オーブン用の洗剤も見かけますが、とりあえず家にある洗剤でゴシゴシ洗いました。換気扇も同様に洗いました。家の中で大変だったのはここくらいですね。
掃除が大変!オーストラリアは植物大国
一番大変だったのが、庭の雑草と落ち葉の掃除です。家の中だけでなく、敷地内全部を管理しなければならないらしく、我が家は広い裏庭とたくさんの大きな木に囲まれています。大きなヤシの木(?)もあって、それがしょっちゅう枝を落とすのでとにかく掃除が大変なんです。加えて年末からの頻回な雨と暑さで庭の草は伸び放題。オーストラリアの植物は本当に大きくてその成長スピードは恐ろしく早いです。
公園や歩道周りなど公共の場所に生えた草も、定期的に業者の方が専用の車や大きな機械で草刈りしている姿を見かけます。うちの庭もちょっと草抜きしようかレベルではなくて、草刈機がなければどうにもなりません。ちなみに、この除草した時に出る枯れ葉や草は、地域によると思いますが専用のゴミ箱に捨てると週一回ゴミ回収業者が持って行ってくれます。一般ゴミ、瓶缶、草木用と3つのゴミ箱が道路に点在していて、回収日にはそれを前に出しておく決まりです。
しかしとてもこのゴミ箱に収まるレベルではない量の草木で、とりあえず草刈機が必要だと見に行きましたが、日本でたまに見かけるコンパクトなものではなくて、大きな押し車のようなあれです。これ・・買う?使ったことないし、燃料ガソリンだよね?どうしよう・・と迷っているうちにinspectionの日が近づいて来てしまいました。
ここで困った時の彼らです。そう、賃貸事情シリーズで何度も登場した我が家の神様オーストラリア人の知人夫婦です!彼は夫の職場のボスです。奥さんは私と同い年で、とっても仲良くしてくれてます。(彼らの神様エピソードはこちら↓)
夫が状況を話すと、うちの草刈機を使っていいよと貸してくれる事になったんです。ありがたや〜
仕事が休みの日曜日、朝から知人夫婦がうちまで草刈機を持って来てくれるというので申し訳なく思いながら(彼らの家からうちまでちょっと遠いです)待っていましたが、持ってきてくれるだけだと思っていたのに、一緒に庭掃除してくれたんです・・!
暑い中大人4人で草抜き草刈り。夫が草刈機を使った事がないと言うと、この歳になって草刈機使った事ないなんてやばいよ!的な事を言われてびっくりされてました。笑
一般的な日本人はこんな大掛かりな草刈機使ったことないよ。笑
私の実家は田舎で庭の管理が必要でしたが、父がコンパクトな草刈機で草を刈るか、業者に依頼してましたね。ともあれ、数時間かけて、見た事ない程大きな虫と戦いながらみんなで掃除してスッキリしました!ただここで問題が。
除草した草が多すぎて当然ゴミ箱には入らず、どうしても処理出来ない。そこで奥さんがゴミ捨て場を探してくれましたがかなり高く、悩みました。するとボスが、セルフで捨てるところがあるからそこなら安いし持って行ってあげるよ!と自分の車に大量の草木を乗せて持って行ってくれたんです・・!もうね、お礼しきれないんですよ。せっかくの休日を他人の家の掃除で潰されて、しかも怪我してたし。(枝で切ったみたいです)
ここではもうお礼をしきれないので、いつか絶対日本に招待して盛大に接待しようと夫と誓いました。夫とボス二人で捨てに行ってくれて、奥さんと子供達と私は一緒に家で待つことにしました。
この奥さんも女神のように優しく、手続き関係やその他色んな場面で助けてくれます。inspectionの際事前に渡されていた用紙に記入もしてくれて、他に何かある?といつも気にかけてくれます。優しく楽しい人なので、すっかり懐いてしまった子供達から、今度はいつ遊べる?としょっちゅう催促されます。
彼らとは移住前からよくテレビ電話で話をしていたので、子供達も早く会いたかったみたいです。家に頻繁に呼んでくれて、今年の長男の誕生日は彼らの家で過ごし、パーティーを開いてくれました。たくさんのプレゼントやご馳走、ケーキまで手作りしてくれて人生でここまで多くの親切を受けた事あったかな?レベルです。
人から受けた優しさや親切ってどうやって返して行けばいいんでしょう。
とにかく英語をもっと勉強せねば。そろそろ子供達に追い抜かれそうです。
いざinspection当日!
彼らのあまりの親切に話が飛びましたが、おかげさまで綺麗になった我が家。inspection当日、夫は仕事で不在だったので私一人で対応しなければなりません。やや心配でしたが、結局何事もなくすぐに終えることが出来ました。
当日、不動産業者だけが来ると思っていたのですが、家主も来ました。軽く挨拶し、業者の方が家の所々状態を写真に収めてました。家主の方とは挨拶以外会話することもなく、庭からなかなか戻ってこないので不安でしたが、オッケー!問題ないよ!と笑顔で帰っていきました。その後すぐに修理業者が来て、故障している部分の修理をしてくれました。庭からなかなか戻ってこなかったのは、破損したテラスの柵とかを見ていたようでした。あっさり終わって拍子抜けしましたが、問題なかったことで自信がつきました。
聞くと、借りる人によってはかなり酷い使い方をしている人も多くて、めちゃくちゃな状態だったりするそうです。それもあって貸す人を選ぶんですね。国民性にもよるそうで、やはり日本人はそんな酷い使い方をする人は少ないそうです。
信頼感と好感度が高い日本であることが嬉しいですね。
次は4月にinspectionがあるはずなので、また庭の掃除が必要です。
植物たちがあっとゆー間に成長しえらいことになってます。次は知人夫婦に頼らず自分達でなんとかしたいところです。
ではまた次回に。
本日もお読み頂きありがとうございました。