こんにちは。
皆さん漫画、好きですか?私は大好きです。
今や誰もが持ち歩いているスマホがあればいつでもどこでも、書店にないものでも様々なジャンルの漫画を気軽に読む事が出来ますよね。本当に便利になりました。
今日はそんな大好きな漫画のお話。
世界中が悲しみに包まれた巨匠の訃報
多分日本人なら、たとえ漫画に興味がなくても誰もが一度は聞いた事があるであろうドラゴンボールの作者、鳥山明さんが先日お亡くなりになりました。その訃報はオーストラリアにも届き、現地の新聞にも掲載されました。
日本人のみならず、世界中で有名な漫画家鳥山明氏。色んな国の人が集まる語学学校の生徒も当然のように知っていて、自国でもアニメが放送されていた話を幾度度なく聞きました。ブラジル人のクラスメイトがドラゴンボールの主人公•悟空が描かれた水筒を持っていて、初対面の時にはそれを話題にして仲良くなりました。中には1番好きなアニメだと必殺技を披露してくれたコロンビア人のアニメオタクもいます。
知っていたけどやっぱり凄い。
性別や世代や国境をも超えて、世界中の心を震わせ唯一無二の存在になった鳥山明さん。彼の訃報によりその悲しみが与えた影響は計り知れません。
漫画家の裏側を知れる番組
私の漫画の歴史の始まりは、ドラゴンボール連載中のあの黄金期の週刊少年ジャンプです。
兄の影響なんですが、少年誌から入ったので今でも少年誌や男性向けとされる漫画が好きです。
少女漫画も大好きですが、そういえばこでも性差がありますね。性差についてを以前書きましたが、どうして漫画も男性向け女性向けと分かれているんでしょうね?生まれ持った興味や関心への違いなのかな。
夫も漫画を読みますが割と好みが偏っていて、どんなジャンルも好きな私とはちょっと違います。でも私が勧めた漫画にハマり二人の共通の趣味になったりします。
少し夫の素性を言うと、彼はアーティストで絵を描くので絵が上手な漫画が好きみたい。私も昔から絵を描くのが得意で、子供の頃の夢はイラストレーターでした。そうゆう背景もあって、二人ともプロの漫画家の執筆活動に興味があるんですが、それを解説付きで見る事ができる番組があるの知ってますか?
代表作YAWARA!や20世紀少年などで有名な漫画家•浦沢直樹さんがプレゼンテーターを務めるEテレの漫勉です。
私達夫婦はこの番組が大好きで、日本にいる時は必ず録画して見逃さないようにしていたくらいです。夫は多分単純にその執筆の様子を見るのが好きなんだと思います。描き方や道具なんかにも興味があるみたいです。
私は勿論それも興味がありますが、この番組は浦沢直樹さんとその時フォーカスされた漫画家が、執筆中の映像を見ながら対談形式で解説してくれるところが好きです。
この番組を見ていると浦沢さんの人柄や魅力に引き込まれるんですよね。浦沢さん自身も漫画家歴40年、数々のヒット作を持つの大ベテランですが、毎回対談相手へのリスペクトを凄く感じます。浦沢さんのファンだから出演を決めたという漫画家もいて、人気作家で大ベテランという説得力もあります。
長年ずっとアナログで描かれてきた漫画をデジタルに変えても批判する事なく受け入れ、こんな描き方あるんだ!僕も取り入れてみよう、とか新しい事への関心と適応力があるんですよね。洞察力も凄くて、作家の伝えたかった事を的確な言葉で指摘していきます。
ただ単純に褒めるのではなくて、各作家の個性や工夫に注目してやり方の異なる作家の強みを伸ばしてくれるような言葉選びが秀逸で、見ていて安心するというか心地良いです。こんなに話が上手な漫画家いるんだなと偏見ですが関心してしまいます。浦沢さんは漫画だけでなく、歌やラジオ、テレビでも活躍されているみたいなので器用な方なんでしょうね。
この番組で漫画家の苦悩を鮮明に知ることが出来ます。ちょっとしたコマへの些細な違和感に妥協せず、細部までこだわる熱量に職人の気概を感じます。
漫画の存在意義
漫画は、正直なくなったとしても直接命に関わるものではないけれど、心を満たし人生を豊かにしてくれる効果がありますね。漫画でしか味わえない高揚感や哀切感など色んな感情を知るきっかけになります。漫画だけでなく、アニメや映画、音楽などサブカルチャーは生きていく上でのスパイスのような役割を担ってくれます。
ドラゴンボールを読んだ時のあのワクワク感。強くて優しくて愛嬌のあるキャラクターたちがまるで自分の意志でのびのびと動き回り、読者の心を掴んで離しません。自分もそうなりたいと憧れを持ち、落ち込んだ時に心にそっと寄り添ってくれているような、一歩踏み出す勇気を与えてくれますね。
どうあっても惹きつけられてしまう強い吸引力に抗えない欲求。
どうしてあんなに魅力的な漫画を生み出せるのか、そしてあの画力の謎を浦沢さんに解き明かして欲しかったものです。鳥山明さんはメディアにあまり出なくなったし、ご存命であっても叶わなかった事だったかな。
何もないところから一つの世界を作り上げていく漫画家に対して私の拙い語彙力が失われてしまいますが、天才という言葉しか浮かばないです。
私は漫画もアニメも映画も音楽も小説も好きなのでいくらあっても時間が足りません。
大好きだけど、いつの間にか時間を溶かしてしまうというデメリットはあるな。
私がそうなる原因を作り、多大なる影響を与えたサブカルチャーを愛してやまない兄については次回でも書こうかな。
最後に鳥山明さんへ感謝と敬愛を込めて、心よりお悔やみ申し上げます。
鳥山さんが残した数々の作品は永遠に不滅です。
空っぽの頭にたくさんの夢を詰め込んでくれてありがとう。
悩む時間はないよ 何処かに潜む「ビックリ!」に逢いたいから。
CHA-LA HEAD-CHA-LA・・
あぁまたワクワクしてしまう。漫画が大好きだー!!
ではまた次回に。
本日もお読み頂きありがとうございました。